読書の秋

就寝前の読書が心地よい季節です。
県立図書館の返却期限は3週間なんですが、「3週間もある」と思ってしまうと読めないものです。いつも3冊借りてたけど、全部読んだためしがない。今回もあと1冊が読めずに返却期限を迎えてしまった。次からは2冊に抑えます。


「プログラムはなぜ動くのか」「ネットワークはなぜつながるのか」を以前読んで、このシリーズは一通り軽くでも目を通しておこうと思って。
内容はごくごく平易で、「コンピュータといえばレポート書きくらいにしか使ってなかったけどもプログラマになっちゃいましたてへへ」な新人あたりがターゲットか。深い話には踏み込まないので、さらっと流し読みしました。
個人的には、1章のマイコン制作の話は全く触れたことがない分野で、この本のおかげで新しく知ることができて有り難かったところです。
逆に、これはどうだろう、と思ったのが、アルゴリズムの章。「アルゴリズムは自分で考える姿勢を忘れないでください」と繰り返し強調されているのですが、それって下手な車輪の再発明を促すことになってしまうのでは…(学習のために、という文脈ではなかった)。


キャズム

キャズム

ハイテク製品を市場に浸透させる際、顧客をテクノロジー好きの層からそうでもない人たち(こちらがメインストリーム)に広げようとするとき、大きな困難が訪れる。その谷(キャズム)を乗り越えるためのマーケティング戦略について。
これは勉強になりました。もう10年以上前に出版された本なので、細かい点では現在にそのまま適用できなくなっているところもあるかもしれませんが、ハイテク製品に対する態度で分類したそれぞれの顧客層の性質は、いつの時代も変わらないものだと思います。
ざっとサマリー

  • ホールプロダクト重要
  • 導入実績がないと多数派は購入に踏み切らない
  • 「購入の必然性」があるかどうかを考えてターゲットの市場を決めるべし
  • ターゲットとなる市場は絞る
  • 価格の決定は社外から見た立場で行う

んー、もっといろいろ有益なことが書いてあったと思うけど、すぐ思い出せない。メモりながら読まないといけなかったなー。