11月に読んだ本

ちょっと記録が滞ってた。まとめてざっと。

最短経路の本

最短経路の本

ドイツ版数学ガールといった趣。グラフ理論の基礎をお話仕立てで学びましょう。
最後の方はけっこう込み入った話になって、ちゃんと理解しないまま図書館の返却期限が来てしまった。もう一度読まねば。


2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書)

2ちゃんねる管理人ひろゆきがしゃべったこと。これを読むと、ひろゆきらしさがよくわかる。
タイトルへの答えは、「たとえ2ちゃんねるを潰したとしても、どうせ同じようなものが出てくる。今の2ちゃんねるは犯罪予告があったら通報するし、削除要請には応じてるし、そんなふうにある程度コントロールできている現状のままにしておくのが都合いいんでしょ」(うろ覚えで正確じゃないかも)


無責任の構造―モラル・ハザードへの知的戦略 (PHP新書 (141))

無責任の構造―モラル・ハザードへの知的戦略 (PHP新書 (141))

組織がどのようにして無責任の構造へ陥っていくのかを解き明かし、それへの対策を指南する。
指南といっても「組織の権威主義に対抗するのは想像以上に困難なことで、人生を賭けるほどの覚悟がないのならあきらめるのが身のためだ」的にばっさり斬り捨てている身も蓋もなさが面白い。ぜひ職場に一冊。


暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)

暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)

セキュリティの基本について。あまり真新しいところはなかった。
ちょっと文体が鼻につくところはあるが、軽く読める本。結局システムの一番弱いところは人間なんですなあ。


複雑な世界、単純な法則  ネットワーク科学の最前線

複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線

スモールワールド。知り合い6人通せば世界中の人はつながりますよってやつ。
そんなネットワークの仕組みについての理論と応用。伝染病の拡大を抑えるのに使えますーとか。
すでに6次の隔たりとかの話は知っていたせいか、ちょっと冗長な感じがしてしまった。そこまで引き込まれるような本ではなかったかな。