計算された鈍感さ

昨日、エンジニアの未来サミット0905Ustream中継で見ていました。他の作業をしながらだったので、議論の内容はあまりはっきりと覚えていないんですけど、派生でなんとなく考えたことをつらつらと。


議論に出てきた中で一番印象に残っているトピックは、「自分を追い込むことで能力を引き出す」というあたりの話です。確かに、チャレンジングなことに対して常にできない理由を探すのはつまらないエンジニアがやることでしょう。でも一方で、このプレッシャーを与えるというのはけっこう危険な方法ですよね。プレッシャーはかけ過ぎると壊れるから。

パネリストのITエンジニアの皆さんが語る経験や意見は一般的な「人生の正解」ではなくて、あくまでケースバイケースですよ、というのは議論開始時にモデリストの方が念を押していたところではあります。しかし、休日にこんなイベントに参加しているような"まじめ"な人たち(自分含む)が、「なるほどそんなふうにやらないといかんのか」と思って限界以上のプレッシャーをかけてしまうのではないかと心配になってしまいました。

重要なのは、自分がどこまで負荷をかけられるのかを知っておくことなんでしょう。そして適切な目標を設定する。



しかし負荷を自分で設定できる状況ばかりではないので、限界を超えそうになったら「すんません無理」と自信を持って言えるのも精神力か。それって仕事人としては無責任だ、といえばそうなんだけれど、そこは自分を守るために無理なものは無理だと堂々と言わないとね。