筋肉痛なので

一日中家にてぐだぐだ。
お供にこれを。

Unicode標準入門

Unicode標準入門

この辺の話は文化的な面が議論に非常に影響するので、日本の読者に読まれることを意識した詳細な訳注がうれしい。
Unicodeって、各国の様々な団体がそれぞれ制定してきた文字の規格を統一しようという、けっこうな無理を通そうとしてる試みで、妥協とかトリッキーな手法とかがあちこちに出てきます。けれども、その辺のめんどくさいところをUnicodeが(正確に言うと"Unicode対応アプリケーションが"かな)抱え込んでくれて、利用者側ではできるだけ余計なことを考えなくても良くなる、ということこそがUnicodeの存在意義なわけで、Unicodeの人たちは「妥協すり合わせ望むところ」という立場なのでしょう。
技術というのは、人間が機械の便利な側面だけを利用して、わざわざ思考方法や行動様式を機械の都合に合わせなくてもすむようにするためにあるものなのだなあと感じます。文字コードだけに限らず。