セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバン岡山に行ってきた

昨日、セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバンに参加するため、岡山県立大(学園祭開催中)まで行ってきました。

セキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバンとは

セキュリティ&プログラミングキャンプ」という合宿形式のイベントがあります。これは、IT技術に詳しい若者を発掘・育成することを目的としたもので、国の事業として毎年行われています。参加条件は22歳以下の学生です。

このキャンプの成果を元に、広く一般の人々にもセキュリティやプログラミングへの関心を深めてもらおうということで、全国を回って講演されています。それがセキュリティ&プログラミングキャンプ・キャラバン。
日岡山で行われたのはその第1回目です。

内容

キャンプでも講師を務められた4名による講義がありました。ネタバレ防止のため講義内容の紹介は簡単に。

  • 情報セキュリティ基礎 id:sonodam
    • 実際に届いた迷惑メールなどを題材に、インターネットに潜む危険や、それにどう対処すべきかについて。
  • 仮想マシンの便利さと落とし穴 id:wakatono
    • Xenを中心に、仮想マシンを使うときにはどんな脅威が考えられるかについて。
  • プログラミング基礎 id:hyoshiok
    • プログラムを理解する際の基本になる概念と、オープンソース、コミュニティ、勉強会への誘い。
  • プログラミングの楽しさを共有しよう id:amachang
    • どうしてプログラミングは魅力的なのか? や、教育用言語としてのJavaScriptの良さなど。


その後、フリー形式の質問タイムが設けられていました。せっかくの機会なので日頃の疑問を尋ねてみることに。
「最近、流行に乗っかっていろんな言語に手を出してみているのですが、少々混乱気味になっているところがあります。そのような学習方法をすることには、どんな良い点、悪い点があるでしょうか」
id:amachangid:wakatonoからのアドバイス
「今Javaに一番詳しいのなら、それをとことん突き詰めてみるのはどうでしょう。Javaってのは良い言語で、他のスクリプト言語が動く環境も作られているし、JVMを詳しく見るとコンピュータの動作原理といった分野へも潜っていける。何か一つで突き抜けておくと、他の言語に触れたときの見通しも良くなるよ」
僕はこれまでJavaを中心としていたといっても、まだまだ中途半端な理解度です。書き方は知っているけれどもどうやって動作しているかはわからない。たしかに、確とした基盤がないままであちこちつまみ食いしている感はあります。ですが、この先も長く技術者としてやっていくには、遅かれ早かれ「突き抜けた理解」は必要になってくるものでしょう。深く極めていきたいです。

質問者への景品ということでTシャツをいただきました。わーい。


他の方の質問で、印象に残ったやりとり。
質問:「自分はいろいろあって大学卒業が25歳になるが、プログラマになろうと思っている。この年齢で大丈夫か」
回答:「前例もいるし、全然問題ない。要は腹の括り方の問題。最初は給料が少ないかもしれないけれど、力を付けてればそのうち待遇は上がってくる」

感想

このような催し物に参加したのは初めてで、とても刺激になりました。何が良いかって、もちろん知識を増やせることもですが、それ以上に、モチベーションに火を付けられる効果がすごい。直接声が聞けるというのは、やっぱりインターネット上でテキストを読むだけとは違います。
このキャラバン、今後残り7箇所で開催される予定とのことなので、近くに来たときは是非参加してみると良いと思います。講師の人たちすごく近いよ! いろいろ聞けるよ!

事務局の皆さん、講師の皆さん、どうもありがとうございました。

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