自分を支える技術

Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)

Googleを支える技術 ?巨大システムの内側の世界 (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)

読んだ。「情報系学科の学部3年生程度の知識で読める程度」と前書きにあったとおり、この業界3年目の自分にとってはちょうど良い難しさだった。
こんな強固なインフラをふんだんに使ってソフトウェア書いてるエンジニア、さぞ楽しいだろうなあ、と外側の人間からは思っちゃいます。実態はそんな単純な話じゃないでしょうが。

本の内容となっているのはGoogleから公開されている情報の要約なのですが、ちゃんと原論文へのリンクも示してあって、一次情報源がたどれるようになっています。もっと知りたい人はそちらへ、と。
好きにできる時間がたくさんある学生だったら、原論文のほうまでずいずい読み進めてしまうのだろうなあ。くうっ。仕事してる人にゃ(いろんなことを犠牲にしないと)そこまではなかなか難しいよ。


思うのだけど、やっぱり未経験からこの業界に入った僕のような人と、「小中学生の頃からコンピュータに親しんでました」みたいな人と比べると、知識の量では絶対的に違いがあって、それはもう(いろんなことを犠牲にしないと)埋めようがないのです。プライベートの時間を使って学習するにしても、仕事の片手間でやるのと学生がフルタイムでやってたのとではこなせる量が違う。

その中でどうやって自分の市場価値を保つのか、を考えていかないとね。
知識量だけでソフトウェア作ってるわけじゃないので、無茶な話ではない。