1月2月に読んだ本

利己的な遺伝子 <増補新装版>

利己的な遺伝子 <増補新装版>

高校生の時に一度挫折した本へのリベンジ。
緻密な論理で主張を説明していく様は自然科学者の鏡といえるか。しかし行動生物学って、実験で仮説を確かめられないのがすっきりしない気分だなあ。


数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)

数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)

学校で習うような数学は公式の詰め込みでつまらないものになりがちだけど、本質に近づけるような教わり方をすると、それまで数学が苦手だった子がすごく伸びる(こともある)よ、という本。
最後の方は著者の趣味も入って飛ばしすぎな感がありましたが。中・高の数学の先生に読んでもらいたい本です。


熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理

世の中にはリスクを管理できてない形だけのリスク管理が多すぎる。プロジェクト管理においての真のリスク管理とはこうやるんだよ、というガイド。読んでいると、自分たちもやってるようなプロジェクト管理の駄目なところをばしばし指摘されて、なんかもうすみませんという気分になってきます。


なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密

なぜこの方程式は解けないか?―天才数学者が見出した「シンメトリー」の秘密

自然界に潜む対称性についてのあれこれ。…ですが、途中でガロワやアーベルのドラマチックな人生について多くのページが割かれており、主題がまとまってない印象を受けました。対称性の話をしたいのか人生ドラマの話をしたいのか。
学生の時にやっていた群論の話もたくさん出てきて、楽しく読めたのは読めたんですが。